◆怪人二十面相と少年探偵団◆

≪概要≫

 

小林芳雄率いる少年探偵団と明智小五郎が

怪人二十面相に立ち向かうサスペンスドラマ。

重厚なストーリーを重視する為、パートIでは、

1エピソードに付き2週1話完結の手法を取り入れた。

また、阪急ドラマシリーズ初のナレーションを起用した作品で、

俳優の前田昌明がナレーションを担当した。

前田独特の丁寧語を用いた安定感のある語りが物語を引き立てている。

 

パートIは、犯行前に堂々と予告をしてから獲物を狙う怪人二十面相と、

それを阻まんとする明智小五郎と小林芳雄率いる

少年探偵団の虚々実々の駆け引きをメインにした展開が

好評を得た。

反面、タイトルロールである少年探偵団の印象が

弱まった事への反省から、パートIIでは明智のポジションは

若干引き気味となり(登場しない回もある)、

神出鬼没の二十面相に果敢に挑む少年探偵団の

冒険活劇としての印象を強くしている。

 

尚、パートIIは「パートIのラストで死んだと思われた

二十面相はじつは生きていた」と

云う出だしで始まるが、

登場キャラクター・舞台設定等は主役の小林少年を除いて

一新されており[1]、両作品の世界観はパラレルワールドの関係にある。

 

二十面相役の山本昌平は、「いつかは演りたかった役なので、

こんなに早く演じられて嬉しい」と当時、

コメントしていた。

山本の二十面相は劇中でも「爺さん」と呼ばれ、

少し高齢の設定で、劇中では常に赤い照明が当てられて、

パート1とはがらりと変わって不気味さが強調されていた。

 

放送当時、阪急西宮スタジアムで行われた阪急ブレーブスの

開幕戦では「怪人二十面相・現る!」と予告され、

山本が二十面相の出で立ちで始球式に登板した。

西宮スタジアムは、劇中でも二十面相出現の舞台として登場している。

 

本放送後、関西テレビで再放送、サンテレビ・ファミリー劇場等の

放送局で番販の形で放送されたもののDVDソフト化されていない。

 

関西を舞台に撮影され、ロケ地も宝塚、西宮、神戸といった

阪急沿線界隈が多い。

パート1の二十面相のアジトには、須磨離宮公園が使われている。

★怪人二十面相と少年探偵団★


小林芳雄【少年探偵団長】:古川聰
怪人二十面相:立川光貴
明智小五郎【名探偵、本作ではアケチ有線放送局を経営】:堀光昭
生田栄作【西宮南署刑事】:三角八朗
江川琢也(通称:豚まん)【好々亭店主・少年探偵団後援会長】:田渕岩夫
鬼塚寅松【西宮南署捜査課長】:浜崎満
今泉署長【西宮南署】:牧冬吉
綾小路 愛【明智の秘書】:河東けい
鏡 小夜子【明智のゼミの生徒】:赤塚歩
桂 由加【美加、一平の姉】:山本咲子
八郎【好々亭店員】:若井けいじ
守【好々亭店員】:青芝モンタ
桂 美加【少年探偵団員】:柳田恵里香
桂 一平【少年探偵団員】:湯川裕己
生田千春【少年探偵団員】:中田真理亜
松井明彦【少年探偵団副団長】:山下隆二
篠崎 始【少年探偵団員】:堀谷育史
中尾 実【少年探偵団員】:前田雅之
少年探偵団員:沢田憲一
少年探偵団員:藤川真由美
少年探偵団員:若命文香
ナレーター:前田昌明

 

みなさん覚えておられますか?

私は、中華料理店の八郎役で出演していました。